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当文庫ご利用におけるユーザー登録について

今年の8月から、プランゲ文庫所蔵資料の閲覧・複写申込み方法が変更されました。当メリーランド大学のSpecial Collections and University Archives全ての部署でAeonという閲覧・複写申込みシステムを導入しました。これに伴い今後全ての利用者の方々にはユーザー登録をして頂くことになります。このブログポストではユーザー登録方法について詳しくご説明します。

ユーザー登録について

1) https://aeon.lib.umd.edu/logon/ をクリックしてください。メリーランド大学の学生・教員・職員以外の方は、Guest Loginをクリックしてください。

Aeon_login_jp

2) First Time Users をクリックしてください。

Aeon_login_firsttimeuser_jp

3) Researcher Registration Page に記されている注意事項をお読みください。Goolgeによる、日本語翻訳もご利用いただけます。ページ上部右側にある、Select LanguageボックスからJapaneseを選択してください。全ての注意事項に同意していただけましたら、ページ最後にあるFirst Time Users Click Hereをクリックしてください。

Aeon_login_registrationForm_jp

4) New User Registration Form を記入し、最後にSubmit Informationをクリックしてください。赤の*マークが有る欄は必須項目です。ここで設定して頂くUsernamePasswordは、今後当文庫をご利用いただく際に必ず必要となります。

Aeon_login_NewUserregistraion_jp

ご訪問前にユーザー登録をお願いしておりますが、ご訪問時に当文庫スタッフが詳しくご案内もいたします。ご質問があれば、こちらからご連絡ください。

次のブログポストでは当文庫所蔵資料の閲覧申込み方法についてご紹介します。

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Academic Preservation Trustのウェブサイトで、プランゲ文庫が紹介されました

当メリーランド大学は、Academic Preservation Trust (APTrust)という、デジタル資料を共同で保存・管理・修復するコンソーシアムの一員です。APTrustのウェブサイトでは、次のように活動を紹介しています。

“The Academic Preservation Trust (APTrust)  is committed to the creation and management of a sustainable environment for digital preservation. APTrust’s aggregated preservation repository will solve one of the greatest challenges facing research libraries and their parent institutions – preventing the permanent loss of scholarship and cultural records being produced today.”

このAPTrustのウェブサイトで、プランゲ文庫が紹介されました。ホームページ下段の”Vast Japanese Collection Saved, University of Maryland”をクリックしてください。

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新室長よりご挨拶

BLOG_Tatsumi photoこのたびゴードンW.プランゲ文庫室長に就任いたしました巽(たつみ)由佳子と申します。私がプランゲ文庫にめぐりあうことになった背景には、自身の歴史研究の経験が大きく影響しています。メリーランド大学教育学部博士課程において、戦前の日本における女子高等教育を研究していた私は、その改革者となった二人の女子教育者に焦点を当て、伝記というかたちで彼女たちの功績を研究することにしました。彼女たちがどんな理想を持ち、何を変えようとしていたのかを探り当てるため、当時の出版物を手当たり次第に読み進めました。生まれ育った家庭環境、通い慣れた学校や職場、そしてそれらを取り巻いていた帝国日本という国家や国際社会情勢など、当時の日常生活の輪郭が少しずつ浮かび上がってくるにつれ、彼女たちが残した声は、まるでダイヤモンドの原石が磨かれていくように、輝きを放ち始め、私の頭と心に届くようになりました。この経験を通して私は、当時の資料を読み解き、時代の景色や空気を感じ取り、そこで生きていた人たちにとってのありふれた毎日や転機となる瞬間を描き出すという創作の魅力にすっかりとらわれてしまいました。

そんな私にとって、占領期日本という時空を映し出す鏡のようなプランゲ文庫に携わることが出来るのは、格別の贈り物であり、同時にその重責に身の引き締まる思いでおります。プランゲ文庫の持つ歴史的価値と無限の可能性を絶えることなく発信し、より多くの方々に利用していただけるよう、スタッフと力を合わせてともにすすんでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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長崎における展示会のお知らせ

今月から来月にかけ、長崎県立長崎図書館にて原爆文学関連の展示会が開催されています。

「石田壽と長崎」(2階ロビー展)は、石田壽さんの活動を紹介しています。石田壽さんは戦後、娘の石田雅子さんの著作「雅子斃れず」の出版に奔走しました。

プランゲ文庫は「雅子斃れず」のゲラ、仮刷、異なる出版社から出された2冊、そして民間検閲局(CCD)が残した文書などを所蔵しています。そして、今回当文庫所蔵物のコピーが、「石田壽と長崎」において展示されています。

また「原爆文学展」(4階郷土資料展示室)では、長崎の原爆文学作品の展示・紹介を行っており、こちらでも「雅子斃れず」関連資料を展示しているそうです。

7月26日には図書館講座が横手一彦教授(長崎総合科学大学)により「六九年目の『長崎・そのときの被爆少女』- 『雅子斃れず』新資料などを紹介しながら」と題して開催されます。横手教授は「雅子斃れず」に関する研究を長年続けられ、2010年に「長崎・そのときの被爆少女 : 六五年目の『雅子斃れず』」(時事通信社: 2010)を出版されました。この図書館講座では、「雅子斃れず」に関する新資料も紹介される予定です。

 

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1947年7月18日

現在デジタル化を進めているCensored Newspaper Articles紹介の一環として、1947年の今日、7月18日に民間検閲局(CCD)に提出された文書を紹介します。

1947年7月18日、複数の新聞社が「東京都内の引揚者を対象に衣類の特別配布予定あり」との記事を掲載しようとしました。記事によると、特別配布は同月25日頃に開始されるはずでした。しかし、この記事についてどの新聞でもSuppress(発禁)の処分を受けたことが、民間検閲局(CCD)がこれらの記事ゲラや原稿と共に保管していた文書から見て取れます。よって、この記事内容が当時一般市民に伝えられたのかどうかは不明です。

下記の画像は、CCD文書(全てクリックで拡大。個々の画像右下のview full sizeをクリックで更に拡大します)および「時事新報」の紙面ゲラ(拡大不可)です。これらの資料は既にデジタル化されており、プランゲ文庫館内で閲覧が可能です。

 

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小松左京氏の「幻の」デビュー作発見

すでに数十紙の新聞でも報道されましたように、日本のSF巨匠作家である小松左京氏(1931~2011)が学生時代に創作したと思われる漫画本「怪人スケレトン博士」(Prange Call No. 479-088)が、先月プランゲ文庫にて見つかりました。この発見には、国会図書館とプランゲ文庫の共同デジタル化プロジェクトが大きく関与しています。プランゲ文庫に所蔵されているこの本がデジタル化され、ほんの数ヶ月前に国会図書館のデジタルコレクションに搭載されたところ、小松左京ファンがみごと「最新刊」を発掘するに至ったというわけです。

この作品で小松氏は、その後氏の大ベストセラーとなった「日本沈没」の伏線となるような近代科学に警鐘を鳴らすストーリーを展開しています。時空を超えたこの発見は「まるで小松左京のSF 小説のようだ」と小松左京ライブラリでも伝えられています。(小松左京ライブラリ2014年6月15日付記事参照)(検証結果修正版は2014年7月1日付記事を参照)

長年にわたり国会図書館と二人三脚で歩んできたプランゲ文庫にとって、この発見のお手伝いができたことは最高のご褒美だと思っています。現時点で既に約14,000冊のデジタル化を達成しています。これからもデジタル化を通して思いがけないご褒美に出会えることを楽しみに、国会図書館とともにプロジェクトをどんどん進めていきたいと思います。

記事リンク:

共同通信47News 【小松左京、幻のデビュー作か】米で漫画本所蔵  「日本沈没」に通じる 実名作品、ファン発見

共同通信47News動画ニュース 幻のデビュー作か  –  Sci-fi author Komatsu’s debut work found in U.S. library

The Japan Times オンラインニュース Debut work by sci-fi author Komatsu found

 

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ジョン・R・ハロルド文書

Harold John R_1946連合国軍最高司令官総司令部(SCAP)労働課で、労使関係責任者代理の職に就いたジョン・R・ハロルド氏の関係資料を紹介します。

ハロルド氏は日本民衆に対する労使関係教育に力を注ぎ、労働関係調整法(1946年)の制定・施行にも携わりました。当文庫が所蔵する「ジョン・R・ハロルド文書」は、個人メモ、書簡、報告書、新聞切り抜き、パンフレット、雑誌記事などで構成されており、これらは占領期の労働政策を総合的に見る上で非常に重要な資料と言えるでしょう。

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KamiShibai_document

上のスライドショーは、ハロルド文書の中でも特殊な資料で、労働組合・運動の概念を民衆に深く浸透させるためにSCAPが作成した紙芝居です。同報された文書には、”Dick Deveral, Chief of the Labor Education Branch of the Labor Division, SCAP, developed these paper theatres as part of the educational efforts for the Japanese Trade Unionist.” とあります。(左の画像をクリックで拡大)この紙芝居は、木で作られたフレームと共に保管されています。当時は街角で頻繁に見られた紙芝居というメディアを使い、労働教育を広めようとしたSCAPのアイデアが興味深く見て取れます。

ハロルド文書はマイクロ化されており、それらはマッケルディン図書館(McKeldin Library) 1階で自由に閲覧できます。原物、及びコピーは当文庫にて保管していますので、閲覧をご希望の方は、prangebunko[at]umd.eduまでご連絡ください。

参考資料:

  • Guide to the papers of John R. Harold – Harold, John R.  (Call Number: HD8726.5 .H37 1998, 5 microfilm reels)
  • Living a life of social significance : an autobiography of the professional life of an attorney to the labor movement – Harold, John R.  (Call Number: HD8073.H275 H37 1998, 1 microfilm reel)
  • アメリカ勞働組合法講話 – ジョン・R・ハロルド  (Prange Call Number: HD-0766)  この図書は、当文庫にて所蔵しております。閲覧をご希望の方は、上記のEメールアドレスまでご連絡ください。

 

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