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労働関係シンポジウムのお知らせと、関連資料の紹介

BLOG_Organizing_for_Power_and_Worker's_Rights_March20152015年3月5日、メリーランド大学歴史学部にあるCenter for the History of the New America が、労働関係学(Labor Studies)のシンポジウムを予定しています。Organizing for Power and Workers’ Rights in the 21st Century  と題したこのシンポジウムはパネルディスカッションなどに加え、プランゲ文庫が所属するSpecial Collections and University Archives (SCUA)のツアーを企画しています。SCUAには George Meany Memorial AFL-CIO Archive があり、これは労働関係の研究にとって不可欠な資料群です。AFL-CIO Archivesは2013年に当大学図書館に寄贈されたもので、四千万枚以上の文書などで成り立っており、寄贈資料としては過去最大規模です。

AFL-CIO Archivesのツアーと共にプランゲ文庫が所蔵する労働関係資料の展示も行います。当文庫は労働法や労働教育をはじめとし、占領期に開花した労働運動などを色鮮やかに映し出す資料を多数所蔵しています。下記に様々な資料群からの例を紹介します。

 図書:

Sanbetsu rifuretto/産別リーフレット (Sanbetsu Kaigi Kyoikubu/産別會議教育部, 1949) (Prange Call No. HD-1439v_4)

“産別リーフレット” (産別會議教育部, 1949) (Prange Call No. HD-1439v_4)

図書においては、「工業・土地・労働」の分野資料(米国議会図書館分類表のHDカテゴリー)のデジタル化を終了しましたので、当大学のオンラインカタログ、また国会図書館のデジタルコレクションにて検索可能です。これらの資料はプランゲ文庫館内及び国立国会図書館デジタルコレクションにて全デジタル画像をご覧いただけます。(どちらも館内からのアクセス限定となっております。)

 

ポスターと壁新聞

Labor_posters

Prange Call No. NZK25 – 29, 30, 42

情報を迅速に広める手段のひとつとして、ポスターや壁新聞は、労働組合によって多く利用されました。当文庫は計285枚のポスター・壁新聞を所蔵しており、この中には右の写真にみるように労働関係のポスターも含まれています。一部のポスター・壁新聞はマイクロフィルム化及びデジタル化されており、当文庫館内にて利用に供されています。

 

Censored Newspaper Articles:

先日デジタル化を終了したCensored Newspaper Articlesにも、特に労働組合に関する新聞記事が多数含まれています。下記の例をご覧ください。

  • 米国船の船内作業に日本労働者を使用するな – Seattle agent Ed Coester of the Sailors Union of the Pacific AFL said immediate steps would be taken to prevent use of Japanese labor on American ships in Japanese ports [Kyodo Tsushin, 5/21/1947] (Prange Call No. 47-frn-0447)
  • 新労働法の成立に抗議スト瀕発の微 – “The new labor bill is protested by many strikes”  [The Sun Pictorial Daily, 7/3/1947] (Prange Call No. 47-frn-0644)

他にも、「広管労働」 、「九州労働新聞」、「労働民報」といった新聞もCensored Newspaper Articlesに含まれています。

雑誌:

月刊労働組合" (Prange Call No. G212), "働く人のひろば" (Prange Call No H280)

月刊労働組合” (Prange Call No. G212), “働く人のひろば” (Prange Call No H280)

20世紀メディア情報データベースによると、労働関係の雑誌が1,000タイトル以上当文庫に所蔵されており、特に教職員労働組合や鉄道労働組合が刊行したものなどが多く含まれます。これらの雑誌は全てマイクロフィルム化されており、当大学のマッケルディン図書館や国立国会図書館などでご利用いただけます。

 

寄贈資料:

48-loc-1484

(Prange Call No. 48-loc-1484)

労働関係の寄贈資料では、ジョン・R・ハロルド文書(John R. Harold Papers)が最大の資料群と言えるでしょう。ハロルド氏は、連合国軍最高司令官総司令部(SCAP)労働課で労使関係責任者代理の職に就き、日本民衆に対する労使関係教育に力を注いだ人物です。上で紹介したCensored Newspaper Articlesにも、ハロルド氏関連の新聞記事がありました。アカハタが掲載しようとしたこの記事は、発禁(Suppress)処分をうけました。[“Declaration of ‘Hatred of Communism’ by John Harold”  アカハタ 5/17/1948] (Prange Call No. 48-loc-1484)

また、先ほど当文庫が寄贈を受けた資料に、Mead Smith Karras Papersがあります。この資料群は主に、占領期の女性と子どもの労働環境について研究できる資料と考えられますが、現時点では未整理ですので興味のある方はprangebunko@umd.eduまでご連絡ください。

報道写真コレクション:

labor_photographs

共同通信 (Prange Call No. K584, K3581)

報道写真コレクション(共同通信、時事通信、サン)にも、労働組合の会合やメイデーの集会を写した写真が多数ありました。

  • K0330 Kyodo Tsushin [1949]/02/21 全日本金属鉱山 労働組合員のハンスト
  • K0584 Kyodo Tsushin 1948/05/27 職を求める自由労働者 都庁に押かく

その他:

  •  当文庫が所蔵する集会配布物(計147点)にも、労働組合が発行したチラシなどが見受けられます。

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