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削除された調査結果

今日紹介するCensored Newspaper Articlesは、1947年に民間検閲局(CCD)に提出された新聞記事2件です。この2件の記事はどちらもアンケート調査結果に関するもので、その結果がCCDもしくはGHQにとって考慮すべき点があったのか、どちらも結果内容に検閲処分が入った痕跡があります。

1つ目は読売新聞が1947年11月4日に提出した記事です。(Prange Call No. 47-loc-1532) 男子中学生352人を対象としたアンケートで、最も好き・嫌いな人物を尋ねたアンケートでした。好きな人物で最も多かった答えは「母親」でしたが、次に多かったのは「食べ物を供給してくれるマッカーサー元帥」でした。このマッカーサーへの言及と、次に「最も嫌いな人物」で数が多かったスターリンの箇所も削除処分を受けたようです。[この読売新聞の記事に関しては、当文庫は文書のみ保有しています。]

2つ目は世界日報が1947年5月29日に提出した「ボールドウィン氏と日本學生問答」と題された記事です。(Prange Call No. 47-loc-0268) アメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union)のチーフ・ディレクターであるボールドウィン氏が1947年5月28日東京大学を訪問し、学生たちと話し合いの場を持ちました。その際に学生たちは「米国の占領政策に不満があるか」という質問を投げかけられます。回答は次のとおりでした。

[問] 米軍の占領政策には不満をもつか

[答] 不満=六、大體において可=十二、どちらでもない=一

このアンケート結果部分が削除処分を受けたようです。[なおこの世界日報の記事に関しては、日本語ゲラも当文庫は保有しています。日本語ゲラのデジタル画像はプランゲ文庫館内にて閲覧いただけます。]

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