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皮肉な検閲処分

民間検閲局(CCD)の検閲が始まるとすぐに、多くの出版社が「自主検閲」の重要さに気づきました。万が一出版物に「削除」や「発禁」の処分を受けると組版変更の必要が生じ、余分なコストがかかります。占領期は多くの出版社が経済的に恵まれず、出版コストを抑えることが最優先とされていた背景がありました。

その為一部の出版社は、CCDの検閲を通過した旨を公表すればよい、と考えたのかもしれません。ルールに基づいて出版業を行っていると示す意味合いもあったのでしょうか。しかし奥付に「検閲済」などと書いたりCCDの記録用番号を記したりすることは、キーログで定められた検閲処分対象の「検閲に関する記述」に違反となり、皮肉な結果として、削除などの検閲処分を受けてしまうことになりました。下記の例をご覧ください。

One comment on “皮肉な検閲処分

  1. […] 以前こちらの記事で、出版物に処分を受けると修正する必要が出てくる為、多くの出版社が「自主検閲」の重要性に気づいたのではないか、と書きました。たとえ1語の削除でもその手間は惜しいものだったに違いありません。また手書き出版物の場合などは全て書き直すことは不可能に近かったでしょう。 […]

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