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木原博士、国際遺伝学会会議へ

今日紹介するCensored Newspaper Articlesは、1948年6月に民間検閲局(CCD)に提出された新聞記事です。

コムギの研究で知られた木原均博士(きはら ひとし, 1893 – 1986)は、1948年7月にスウェーデンのストックホルムで開催される第八回国際遺伝学会会議に招かれました。これを受け朝日新聞は5月27日、民間検閲局(CCD)に関連記事を提出しますが、これに対しCCDは一部Delete(削除)処分を下しています。日本語の棒ゲラを見ると、「日本の学者には金がないという悲しい定義ゆえに、」といった箇所などが削除、とされています。

6月8日、今度は共同通信、朝日新聞、毎日新聞が、 国際遺伝学会とアメリカ遺伝学会の援助により今回の会議に木原博士が出席できることになった、と報道しようとしますが、これらの記事は全てSuppress(発禁)処分となっています。発禁処分の理由はCCD文書では述べられていません。

その後毎日新聞は6月24日に「木原博士の旅賀」という記事を提出し、これはCCDの検閲を通過したようです。

朝日新聞の日本語棒ゲラ(5月27日)、共同通信の日本語手書き原稿ゲラ、朝日新聞及び毎日新聞の日本語棒ゲラ(6月8日)、毎日新聞の日本語棒ゲラ(6月24日)のデジタル画像は、当文庫館内にて閲覧いただけます。CCD文書に関しては、下記の画像をクリックで拡大し、更に個々の画像右下のview full sizeという文字をクリックすると更に拡大します。

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