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雑誌特集:四国で出版された雑誌

2015年3月より、約5,300点(約700タイトル)のプランゲ文庫所蔵雑誌が国立国会図書館のデジタルコレクションにて閲覧可能(館内閲覧限定)となりました。これらの雑誌を今後当ブログにてシリーズとして紹介していきます。シリーズ記事の一覧はこちらからご覧頂けます。

シリーズ第六回目の今回は、四国で発行された雑誌を数点紹介します。

BLOG_magazinesE9,E10

「愛媛教育」は愛媛県教員組合によって1949年に創刊されました。「教組と政治について」(Vol. 1)という記事では、教員組合のメンバーと愛媛新聞・南海タイムス・新愛媛新聞の各記者が開催した座談会の様子を細かく記録しています。その中には「….教育雑誌の種類ほど多いものはない。」「エロ雑誌よりもまだ多い。ひどいもんだ。」というやり取りがあり、ここに民間検閲局(CCD)検閲官が線を引いています。また教員組合の活動報告だけではなく、「知能検査の教育的応用」(Vol. 1)や「男女共学について」(Vol. 2)といった記事も提供しています。

愛媛県松山市で出版された「エヒメ・スポーツ」(野球特集号)のあとがきをみると、「シーズンごとに特集することが本誌の特徴とするところ」とあり、第二号はオリンピック特集をする、と述べられています。創刊号の内容は主に愛媛県出身の野球選手の紹介や、県内の高校野球の結果報告などです。

BLOG_magazinesC123,D120

  • 舵輪. 俳句研究 [1巻1号(1948年11月)-12号(1949年10月)] (Call No. D120)
  • 知性 [19号(1949年7月)-20号(1949年8・9月)] (Call No. C123)

「舵輪. 俳句研究」は、高知県高岡郡で発行されました。創刊号(11/15/1948発行)の編集後記によりますと、「潮騒」という雑誌を廃刊し、新たに「舵輪」として創刊したようです。創刊号にCCDが残した検閲文書には「….This Haiku magazine is particularly noticeable for the names of woman-contributors.  Half of its editorial staff consist also of woman-writers…」とあり、女性が編集に関わったことに注目したようです。内容は主にメンバーの俳句投稿です。

「知性」は、曙会という団体によって、徳島県那賀郡で発行されました。詩壇・歌壇・俳壇ページに加え、バトン小説や文学随想など、様々な記事が収録されています。「曙会規定」には、「本会の目的は青年の思想啓蒙と言論機関の解放によって新しい日本の文化建設に貢献せんとする」とあります。

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香川県大川郡で発行された「鳥瞰. 青年俳誌」は、主にメンバーの俳句投稿で構成されており、また編者による批評なども掲載されています。全て30頁前後の薄い雑誌ですが、細かな字でぎっしりと俳句や記事が載っており、読み応えのある雑誌という印象です。

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