Tag Archive | スポーツ

プランゲ文庫の資料から見る「古橋廣之進 – フジヤマのトビウオ」

古橋廣之進(ふるはし ひろのしん, 1928 – 2009)は、1949年8月にロスアンゼルスで行なわれた全米選手権に参加し、自由形で世界新記録を樹立、「フジヤマのトビウオ(The Flying Fish of Fujiyama)」と呼ばれ脚光を浴びました。当時の新聞はもちろん、雑誌や児童書など様々なメディア媒体が古橋選手の活躍を克明に記録しました。これらの資料からは、古橋選手を心から応援する当時の国民の声が聞こえてくるようです。下記は関連資料の一例です。 報道写真 ロスアンゼルスに出発前の古橋選手らの様子を写した写真が、サン報道写真群の中にありました。 児童書 水の王者 古橋選手の活躍  富田邦彦著 (妙義出版社発行, 1949) (Call No. 491-029) 水の王者 古橋広之進 浅田斐彦著 (イースタンライト社発行, 1949) (Call No. 541-055) 雑誌 「世界記録をはぐくんだ母:水の王者・古橋広之進にきく「わが母の記」」- 婦人の国 , vol. 1, no. 8, Oct/Nov 1947, pp. 17-19.  婦人の国社発行 (Call No. F-75) 「古橋廣之進さんにきく:水泳のおはなし」- 子供の時間, vol. 2, no. 7, July 1948, pp. 14-15. (Call No. K-1339) […]

オリンピック関連資料

プランゲ文庫は占領期に日本で出版されたほとんどの印刷物(雑誌、新聞、図書など)を所蔵しており、ほぼ全てのジャンルの資料が含まれます。その中には娯楽や芸術など一般大衆を対象にした資料が数多くあり、一例としてスポーツに関係のある資料をここで取り上げます。当文庫所蔵のスポーツ関連の雑誌は138タイトルに上り、図書も210冊ほど所蔵しています。(野球が戦後の日米関係においていかに重要な役割を果たしたかを述べた著作があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。) オリンピック:第二次世界大戦後の1948年に夏季オリンピックが再開されましたが、日本は参加を認められませんでした。プランゲ文庫では、オリンピックを取り上げた本を2冊所蔵しています。(下記画像をご覧ください。)このうち「オリンピック物語」の著者、織田幹雄氏は本の最後「第十二回東京大會」という項目で次のように述べています。 「オリンピックに對する國民の關心が最高潮に達した時、突如東亜に捲き起つた戰亂は滿州から中華へとのびて、オリンピックどころではなくなり、昭和十三年七月一六日、第二八回組織委員會の席上、遂に東京大會返上が決議された。………… 昭和五年以来、數年にわたる國をあげての努力も空しく水泡に歸してしまつたが、いつの日にか日本でオリンピックが開けるであろ[う]か。」 1940年の東京オリンピックは実現しませんでしたが、その後1964年、日本はついに東京オリンピックを開催しました。そして今2020年の東京オリンピックも決定し、各選手たちの活躍が期待されます。 さてソチ冬季オリンピックが始まりますが、次に当文庫所蔵のウィンター・スポーツ関連資料をご紹介します。