Tag Archive | 寄贈資料

iSchool (メリーランド大学図書館学学科)インターン生より (2017)

[本記事はAshley Victoria Haddix(2017年秋学期 iSchool Field Studies インターン)による寄稿です] ゴードン W.プランゲ文庫のインターンシップでは、ミード・スミス・カラス・ぺーパー(Mead Smith Karras Papers)資料を整理する仕事を任されました。私はこれまで一つの資料群を整理したことがありませんでしたが、このインターンシップは整理方法だけではなく、ミード・スミス・カラス氏についても詳しく研究できる機会だと思い、とても興味深く思ったことを覚えています。カラス氏と同じように私も20代の時に日本に3年間住んでおりましたので、彼女に対して更に親近感を感じました。 当初の予測よりもこの資料群を整理するのには時間がかかりましたが、それは劣化した書類などが多く含まれており丁寧に扱う必要があったからです。また資料を最終的に意味のある並びに直すことにも時間をかけ、自分のメモを何度も見直す作業がありました。月報、正式な覚書や通信記録などは時系列に並べました。一方で計8冊の写真アルバムに含まれる約2,500枚の写真や紙芝居・ポスターといった印刷物は大きさを基準に並べることにしました。最後に、この資料群を包括的に説明する文章を書くために、他の資料群の説明文をいくつも読みました。 このインターンシップでは、資料の整理方法についてたくさん学ぶ事ができました。私が特に気に入った資料は、紙芝居及び、大阪でカラス氏が講演を行った際に参加者が提出した質問書です。紙芝居は未成年の労働者に彼らの権利について教える目的で作成されたようです。また質問書からは、戦後の働く女性たちが抱えていた問題や赤裸々な考えなどが読みとれます。 このインターンシップのカラス・ペーパーの整理は本当に素晴らしい経験となりました。また日本の戦後歴史についても勉強する良い機会でした。 Advertisements

オーラル・ヒストリー特集: シドニー・ブラウン氏(Sydney Brown)

マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズに収められているインタビューをひとつずつ詳しく紹介していきます。現時点で、29件のインタビューについては筆記録をオンライン上で公開しています。その他の筆記録および音源は、プランゲ文庫館内にてご利用頂けます。これまでのオーラル・ヒストリー特集はこちらのページをご覧ください。 今回はSydney Brown (シドニー・ブラウン)氏 (1925-2010)を取り上げます。ブラウン氏はオクラホマ大学にて東アジアの歴史を教えました。 ブラウン氏はSouthwestern Collegeに在籍中、第二次世界大戦が始まったことにより海軍のV-12プログラムに入隊、ノートルダム大学にて海兵隊となるための教育を受けました。その後General Hindmarshにより、コロラドにあった日本語学校に入学するよう勧められます。1943年~1946年にかけてブラウン氏は日本語のトレーニングを受け、それにより彼の東アジアへの関心は一層高まりました。戦後1952年、ブラウン氏はウィスコンシン大学マディソンにて博士号を取得しました。 メリーランド大学歴史学部のマーリン・メイヨー教授は1983年3月26日にブラウン氏のインタビューを行ないました。メイヨー教授は、ブラウン氏の日本語学校での経験に特に興味を持っていたようです。 マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズのページで、このインタビューの筆記録をダウンロードできます。

チャールズ・L・ケーディス・ペーパーをオンライン公開しました。

寄贈資料のひとつ、チャールズ・L・ケーディス・ペーパーをデジタル化し、Internet Archive上でオンライン公開しました。資料のダウンロードも可能です。是非ご覧ください。

オーラル・ヒストリー特集: エレノア・ハドレイ氏(Eleanor Hadley)

マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズに収められているインタビューをオーラル・ヒストリー特集としてひとつずつ詳しく紹介していきます。現時点で29件のインタビューは筆記録をオンライン上で公開しています。その他の筆記録および音源はプランゲ文庫館内にてご利用頂けます。これまでのオーラル・ヒストリー特集はこちらのページをご覧ください。 7月17日はエレノア・ハドレイ(Eleanor Hadley)氏の誕生日です。 ハドレイ氏は1916年、ワシントン州シアトルで誕生しました。東京帝國大學に進学する奨学金を受けたハドレイ氏は、1936~40年の間に何度も中国や日本を訪問します。その後ハーバード大学の博士課程に在学中の1943年、経済専門家として国務省で働くオファーを受けました。占領期には連合国軍最高司令官総司令部(SCAP)の一員となり、財閥解体に深く関わりました。占領期終了後は、スミス・カレッジとジョージ・ワシントン大学の教授を務めました。 マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズのページで、ハドレイ氏のインタビュー筆記録をダウンロードできます。

オーラル・ヒストリー特集: キーン ドナルド氏(Donald Keene)

マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズに収められているインタビューをオーラル・ヒストリー特集としてひとつずつ詳しく紹介していきます。現時点で29件のインタビューは筆記録をオンライン上で公開しています。その他の筆記録および音源はプランゲ文庫館内にてご利用頂けます。これまでのオーラル・ヒストリー特集はこちらのページをご覧ください。 本日6月18日はキーン ドナルド (Donald Keene)氏の誕生日です。 メリーランド大学歴史学部のマーリン・メイヨー教授は1982年5月14日、 “Oral Histories with Americans Who Served in Allied Occupied Japan” プロジェクトにてキーン氏のインタビューを行ないました。 実はキーン氏は占領期に日本に滞在したわけではありません。キーン氏は1945年12月に1週間日本に滞在しましたが、それ以降は占領期終了後の1953年まで日本を訪問することはありませんでした。しかしインタビューを聞くと、なぜメイヨー教授がこのプロジェクトにキーン氏を含めたのかが明らかになります。 戦中は多くのアメリカ人が海軍の日本語学校で日本語の訓練を受けましたが、キーン氏もその日本語学校に通った生徒の一人です。メイヨー教授の狙いは、この日本語学校の情報をできるだけ多く得ることでした。またメイヨー教授はインタビューの中で、キーン氏の海軍従軍者としての日本占領期観についても質問しています。キーン氏はまた“A History of Japanese Literature”というシリーズをこのインタビューの後に発表しており、メイヨー教授はこれについても様々な角度から質問を重ねました。 マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズのページで、このインタビューの筆記録をダウンロードできます。

寄贈資料の紹介: Lois Beno Photographs and Oral Histories

2014年4月、プランゲ文庫はLois Beno Photographs and Oral Historiesの寄贈を受けました。 ルイス・ビノ(Lois Beno)さんの夫は空軍に所属していましたが、占領期には陸軍に出向し福岡県にて対敵諜報部隊(Counter Intelligence Corps)の指揮をとることになりました。ルイスさんと子ども達は1947年に日本に渡り、最初は久留米市、その後福岡市に滞在することになります。 今回の寄贈は、ルイスさんのお孫さんにあたるIrish JordanさんがLoisさんから譲り受けた一冊の漫画についてプランゲ文庫に連絡をされたことから始まりました。ルイスさんが占領期に日本に滞在していたことを知ったプランゲ文庫職員がインタビューを依頼。ルイスさんの娘さんがインタビューを行い、その音源及びルイスさんが所蔵していた写真類がプランゲ文庫に寄贈されました。 Lois Beno Photographs and Oral Historiesは、写真32枚、説明文付き写真15枚、インタビュー、日本のしきたりなどについての文書3枚で成り立ちます。 資料はまだ未整理段階ですが、プランゲ文庫館内にて閲覧をご希望の方はprangebunko[at]umd.eduまでご連絡ください。

寄贈資料の紹介: ジャスティン・ウィリアムス・ペーパー 追加資料

ジャスティン・ウィリアムス・シニア(Justin Williams Sr.)は、1946年から1952年までSCAP民政局課長を務めました。ジャスティン・ウィリアムス・ペーパー(Justin Williams Sr. Papers)は、第二次世界大戦後の日本における議会、政治、そして憲法に関する変動を研究する上で欠かせない資料と言えます。 プランゲ文庫は2016年、ジャスティン・ウィリアムス・ジュニア氏(ジャスティン・ウィリアムス・シニア氏の息子)より、追加資料として図書や写真などを新たにご寄贈頂きました。その中から今日は「Tokyo, fall of 1945: 東京一九四五年・秋」(東京 : 文化社, 昭和21 [1946])と「Jeeper’s Japan」Frances Baker著(東京: Toppan, 1949)を紹介します。