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映画特集: “ハムレット/Hamlet” (1948)

2月24日の今夜、映画の祭典アカデミー賞が開催されます。今年は「Roma/ローマ」、「バイス」、「アリー/スター誕生」などが受賞候補と言われているようです。さて70年前の1949年には、映画「ハムレット」が7部門でノミネートされ、作品賞を含む4部門でオスカーを受賞しました。また主演男優賞に選ばれたローレンス・オリヴィエ氏は「ハムレット」の監督をも務め、監督賞にもノミネートされました。「ハムレット」はアカデミー賞以外にもゴールデングローブ賞(米)、英国アカデミー賞(英)、バンビ・アワード(ドイツ)、ボディル賞(デンマーク)、そしてベネチア映画祭(イタリア)では金獅子賞に選ばれており、各国で高い評価を受けたようです。 「ハムレット」はウィリアム・シェークスピア原作劇「ハムレット」を元に、昭和23年(1948年)の秋に米国で公開され、日本ではその1年後に上映されました。これは『ハムレット』の初の英語トーキーでした。これ以前には1938年にインドでウルドゥー語でも上映されたようです。 プランゲ文庫が所蔵する図書「ハムレット」(Prange Call No. PN-0221)には映画で使われたシーンが多数掲載されていますが、注目すべき点は「ハムレット」の全文が日本語と英語で載っている事です。上映時間の都合上でしょうか、映画では原作から多くのシーンが割愛されていました。 この本は既にデジタル化されており、そのデジタル画像はメリーランド大学図書館及び国立国会図書館デジタルコレクションにて館内限定で閲覧が可能です。他にも当文庫は多数の映画関連資料を所蔵しています。他の映画特集記事も是非ご覧ください。

映画特集 : “クリスマスの休暇/Christmas Holiday” (1944)

プランゲ文庫は多数の映画関連資料を所蔵しています。他の映画特集記事も是非ご覧ください。 今日は “Christmas Holiday” (日本語タイトル: クリスマスの休暇)に関する資料を紹介します。 アメリカで1944年6月に公開されたこの映画は、ディアナ・ダービン(Deanna Durbin)とジーン・ケリー(Gene Kelly)の主演です。ジーン・ケリーは1950年代に多くのミュージカルに出演した為、この映画のタイトル「クリスマスの休暇」は明るく楽しいクリスマスの映画を期待させるかもしれません。この映画にミュージカル的要素があることは事実ですが(ちなみに1945年のアカデミー賞では、音楽部門でハンス・サルターがノミネーションされました)、この映画はサマセット・モーム(Samerset Maugham)の作品を原作とする、クリスマスのイメージとは随分かけ離れた物語です。 画像はプランゲ文庫が所蔵する図書「Kurisumasu no kyuka/クリスマスの休暇」です。(國際出版社, 1947)  [Prange Call No. PN-0237] この本は既にデジタル化されており、そのデジタル画像はメリーランド大学図書館及び国立国会図書館デジタルコレクションにて館内限定で閲覧が可能です。 また、先月の「愛のあけぼの/And Now Tomorrow」記事で紹介したLux Radio Theater というサイトでクリスマスの休暇のラジオドラマを検索してみると、「クリスマスの休暇/Christmas Holiday」の主人公であるJackie/Abigailを、以前にアカデミー賞関連で紹介した「ミネソタの娘/Farmer’s Daughter」主演のロレッタ・ヤング(Loretta Young)が演じています。 下記は簡単なあらすじです。 悪天候のためクリスマス・イブにニューオリンズで一夜を過ごす羽目になったチャールズ – Lt. Charles Masonは、レポーターのサイモン – Simon Fenimore -と出会う。サイモンはナイトクラブ「メイソン・ラフェッテ」を経営するヴァレリーに何かいい知恵があるか聞いてみれば良いと提案。しかしヴァレリーはチャールズに、天気の回復を待つしかない、と告げる。そのナイトクラブでチャールズは、ジャッキー – Jackie Lamont – に出合う。チャールズとジャッキーはクリスマスのミサに一緒に出席し、そこでジャッキーは彼女の本名が Abigail Manetteといい、夫のロバート- Robert Manette – が殺人罪で服役していることをチャールズに打ち明ける。その頃ロバートは脱獄に成功し、妻であるアビゲイルが働くナイトクラブに向かっていた。。。

映画特集 : “愛のあけぼの/And Now Tomorrow” (1944)

プランゲ文庫は多数の映画関連資料を所蔵しています。他の映画特集記事も是非ご覧ください。 今日は、1944年の今日11月22日にパラマウント映画(Paramount Pictures)が公開した映画 “And Now Tomorrow” (日本語タイトル: 愛のあけぼの)に関する資料を紹介します。 “And Now Tomorrow”はレィチェル・フィールド(Rachael Field)の本を原作とし、アラン・ラッド(Alan Ladd)とロレッタ・ヤング(Loretta Young)が主演した映画です。ロレッタ・ヤングはこの映画の3年後、「Farmer’s Daughter/ミネソタの娘」でアカデミー賞主演女優賞を獲得します。ロレッタ・ヤングが演じたのは、裕福な家に生まれたエミリー・ブレア(Emily Blair)です。エミリーは髄膜炎によって聴力を失い、そのため結婚も延期することになってしまいます。この映画は、エミリーが聴力を取り戻すために様々な医者を訪ねるところから始まります。 画像はプランゲ文庫が所蔵する図書「愛のあけぼの/And Now Tomorrow」です。(國際出版社, 1948)  [Prange Call No. PN-0239] 「愛のあけぼの」は既にデジタル化されており、そのデジタル画像はメリーランド大学図書館及び国立国会図書館デジタルコレクションにて館内限定で閲覧が可能です。 プランゲ文庫の資料群には、「愛のあけぼの」を取り上げた雑誌記事もいくつかありました。以下は一例です。 また、Lux Radio Theater というサイトでは、ブロードウェイやハリウッドの映画のラジオドラマをオンライン提供しています。And Now Tomorrowは Lux Radio Theater – Single Episodes の#424で聴けます。

映画特集 : “ミネソタの娘/Farmer’s Daughter” (1947)

プランゲ文庫は多数の映画関連資料を所蔵しています。今日3月4日の夜はアカデミー賞授賞式ということで、今日は1948年にアカデミー賞を獲得した“Farmer’s Daugther” [日本語タイトル: ミネソタの娘]に関する資料を紹介します。 1948年3月に開かれた第20回アカデミー賞では、「ミネソタの娘/The Farmer’s Daughter」にてカトリン・ホルストローム(Katrin Holstrom)を演じたロレッタ・ヤング(Loretta Young)が主演女優賞を獲得しました。チャールズ・ビックフォード(Charles Bickford)も助演男優賞にてノミネートされていましたが、「三十四丁目の奇蹟」のエドマンド・グウェン(Edmand Gwenn)が受賞しました。 「ミネソタの娘」は、カトリンが看護師になる為に実家を出ることから始まります。カトリンは途中、経済的援助を受けるために政治的に非常に大きな力を持つ一家のメイドとなります。その後カトリンは思わぬ形でその一家の政治活動にかかわってしまい、自身が候補者として選挙戦に出馬することになります。 こちらはプランゲ文庫が所蔵する図書「ミネソタの娘/The Farmer’s Daughter”」です。(國際出版社, 1948) [Prange Call No. PN-0227] 下記の最初の画像では、キャスト一覧が英語と日本語で掲載されています。次のページは、カトリンが他の候補者の記録を調べる場面です。全ページ、英語台本の隣に日本語訳が付けられています。最後の2ページでは、英語のスラングや口語的表現などに関する注釈が掲載されています。 「ミネソタの娘」は既にデジタル化されており、プランゲ文庫及び国立国会図書館デジタルコレクションにて館内限定で閲覧が可能です。 また、「ミネソタの娘」を取り上げた雑誌記事もいくつかありました。以下は一例です。