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オーラル・ヒストリー特集:ジュリウス・ベーシン氏(Julius Bassin)

マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズに収められているインタビューをひとつずつ詳しく紹介していきます。現時点で、29件のインタビューについては筆記録をオンライン上で公開しています。その他の筆記録および音源は、プランゲ文庫にてご利用頂けます。これまでのオーラル・ヒストリー特集はこちらのページをご覧ください。 弁護士で国務省職員だったジュリウス(ジュールス)・ベーシン氏は1945年、ダグラス・マッカーサー元帥の元で日本との平和条約締結交渉に関与しました。1946年にベーシン氏は陸軍を離れ、連合国軍最高司令官総司令部(SCAP)の法務局課長を占領終了まで勤めました。1952年には東京のアメリカ大使館にて法律部門専門の大使館員となりました。 メリーランド大学歴史学部のマーリン・メイヨー教授は1979年10月2・9日、 “Oral Histories with Americans Who Served in Allied Occupied Japan” プロジェクトにてベーシン氏のインタビューを行ないました。マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズのページで、このインタビューの筆記録をダウンロードできます。また音源はメリーランド大学図書館ホーンベイク図書館の閲覧室(Maryland Room)にて利用に供されています。 2015年、ジュリウス・ベーシン氏の息子であるN. ジェイ・ベーシン氏により追加資料がプランゲ文庫に寄付されました。この追加資料には、ベーシン氏が日本に行く前の資料も含まれています。写真アルバムや招待状などはデジタル化がすでに終了し、当大学図書館のデジタルコレクションにてご覧いただけます。追加資料に含まれるビデオなどはまだ未整理状態です。ご興味のある方は、こちらからご連絡ください。 Advertisements

労働関係資料特集:ジョン・R・ハロルド文書より

現在メリーランド大学ホーンベイク図書館では、Special Collections and University Archivesが所蔵する労働関係資料を使った展示「For Liberty, Justice, and Equality: Unions Making History in America」が開催されています。(開催期間は2017年9月~2018年7月)。これを受け、プランゲ文庫が所蔵する労働関係資料をブログで紹介していきます。シリーズ記事の一覧はこちらからご覧頂けます。 GHQ・SCAPは占領政策の一環として、日本人に民主的社会における労働組合の重要性を教えようとしました。 大量のパンフレットを配布する事も、この政策の拡散運動の一例でした。以下のパンフレットはジョン・R・ハロルド文書より。

iSchool (メリーランド大学図書館学学科)インターン生より (2017) – Mead Smith Karras Papers

[本記事はAshley Victoria Haddix(2017年秋学期 iSchool Field Studies インターン)による寄稿です。彼女のインターンについての記事はこちらからどうぞ] ゴードン W.プランゲ文庫のインターンシップでは、ミード・スミス・カラス・ぺーパー(Mead Smith Karras Papers)を整理する仕事を任されました。 ミード・スミス・カラス氏(Mead Smith Karras)は、1946~1949年の間エコノミストとしてSCAPの労働課に勤務し、労働省婦人少年局(Women’s and Minor’s Bureau)の新設や、労働基準法を通じて女性と子どもの労働環境を改善するため奔走しました。 カラス・ペーパーには、GHQの正式な月報が含まれており、ここには賃金や労働立法、労働組合員や労働組合運動などの情報が多く記録されています。これらの月報からは、戦後復興に向かう日本において国民の労働に対する考え方などが常に変動していたことが見て取れます。 また、紙芝居やGHQの労働課が作成したポスターなど、ユニークな資料もカラス・ペーパーに含まれています。ポスターには、未成年が働く場合の安全確保や、女性が労働組合を結成する手助けをする情報などが記載されています。カラス氏が1949年に日本を去る際、労働省婦人少年局の各地方の代表者から送られた感謝状もありました。これらの手紙は、カラス氏が戦後の日本女性の労働環境改善において多大な功績を残したということだけではなく、働く女性達と個人的な親交を深めていたことを象徴する資料と言えます。 カラス・ペーパーを整理し終わり、この資料群は戦後日本を理解するために非常に重要な資料だと改めて感じました。カラス・ペーパーは下記のウェブサイトから詳しく検索できます。 https://archives.lib.umd.edu/repositories/2/resources/1419

オーラル・ヒストリー特集:キー・コバヤシ氏(Key Kobayashi)

マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズに収められているインタビューをひとつずつ詳しく紹介していきます。現時点で、29件のインタビューについては筆記録をオンライン上で公開しています。その他の筆記録および音源は、プランゲ文庫館内にてご利用頂けます。これまでのオーラル・ヒストリー特集はこちらのページをご覧ください。 3月11日はキー・コバヤシ氏(Key Kobayashi)の誕生日です。 メリーランド大学歴史学部のマーリン・メイヨー教授は1978年10月18・25日、 “Oral Histories with Americans Who Served in Allied Occupied Japan” プロジェクトにてキー(キヨカズ)・コバヤシ氏(3/11/1922 – 11/15/1992)のインタビューを行ないました。 マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズ の102件のインタビューには、コバヤシ氏を含む日系アメリカ人(二世)のインタビューもいくつか収められています。コバヤシ氏はインタビューの中で、日系アメリカ人としてのカリフォルニア州での生活や、彼の家族が Gila River War Relocation Center に収容された際の思いなどに言及しています。 コバヤシ氏は1944年に徴兵され、ミネソタ州のSnelling基地にあったMilitary Intelligence Service Language Schoolに配属されました。ちなみにこの学校の卒業生約6千人は、第二次世界大戦中は太平洋戦線、そして占領期には日本に派遣されることになります。コバヤシ氏は1945年、Allied Translator and Interpreter Section (ATIS)(連合軍翻訳通訳部局)の一員としてマニラそして日本に派遣されます。日本ではCounter Intelligence Corps (CIC)に転任されました。1948年に除隊となりましたがまた軍に戻り、韓国・日本に駐留しました。帰国後は米国特許庁に勤め、そして米議会図書館にて日本語コレクションのAssistant Head of the Japanese Sectionとして25年勤務しました。 マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズのページで、このインタビューの筆記録をダウンロードできます。また音源はメリーランド大学図書館ホーンベイク図書館の閲覧室(Maryland Room)にて利用に供されています。

iSchool (メリーランド大学図書館学学科)インターン生より (2017)

[本記事はAshley Victoria Haddix(2017年秋学期 iSchool Field Studies インターン)による寄稿です] ゴードン W.プランゲ文庫のインターンシップでは、ミード・スミス・カラス・ぺーパー(Mead Smith Karras Papers)資料を整理する仕事を任されました。私はこれまで一つの資料群を整理したことがありませんでしたが、このインターンシップは整理方法だけではなく、ミード・スミス・カラス氏についても詳しく研究できる機会だと思い、とても興味深く思ったことを覚えています。カラス氏と同じように私も20代の時に日本に3年間住んでおりましたので、彼女に対して更に親近感を感じました。 当初の予測よりもこの資料群を整理するのには時間がかかりましたが、それは劣化した書類などが多く含まれており丁寧に扱う必要があったからです。また資料を最終的に意味のある並びに直すことにも時間をかけ、自分のメモを何度も見直す作業がありました。月報、正式な覚書や通信記録などは時系列に並べました。一方で計8冊の写真アルバムに含まれる約2,500枚の写真や紙芝居・ポスターといった印刷物は大きさを基準に並べることにしました。最後に、この資料群を包括的に説明する文章を書くために、他の資料群の説明文をいくつも読みました。 このインターンシップでは、資料の整理方法についてたくさん学ぶ事ができました。私が特に気に入った資料は、紙芝居及び、大阪でカラス氏が講演を行った際に参加者が提出した質問書です。紙芝居は未成年の労働者に彼らの権利について教える目的で作成されたようです。また質問書からは、戦後の働く女性たちが抱えていた問題や赤裸々な考えなどが読みとれます。 このインターンシップのカラス・ペーパーの整理は本当に素晴らしい経験となりました。また日本の戦後歴史についても勉強する良い機会でした。

チャールズ・L・ケーディス・ペーパーをオンライン公開しました。

寄贈資料のひとつ、チャールズ・L・ケーディス・ペーパーをデジタル化し、Internet Archive上でオンライン公開しました。資料のダウンロードも可能です。是非ご覧ください。

寄贈資料の紹介: Lois Beno Photographs and Oral Histories

2014年4月、プランゲ文庫はLois Beno Photographs and Oral Historiesの寄贈を受けました。 ルイス・ビノ(Lois Beno)さんの夫は空軍に所属していましたが、占領期には陸軍に出向し福岡県にて対敵諜報部隊(Counter Intelligence Corps)の指揮をとることになりました。ルイスさんと子ども達は1947年に日本に渡り、最初は久留米市、その後福岡市に滞在することになります。 今回の寄贈は、ルイスさんのお孫さんにあたるIrish JordanさんがLoisさんから譲り受けた一冊の漫画についてプランゲ文庫に連絡をされたことから始まりました。ルイスさんが占領期に日本に滞在していたことを知ったプランゲ文庫職員がインタビューを依頼。ルイスさんの娘さんがインタビューを行い、その音源及びルイスさんが所蔵していた写真類がプランゲ文庫に寄贈されました。 Lois Beno Photographs and Oral Historiesは、写真32枚、説明文付き写真15枚、インタビュー、日本のしきたりなどについての文書3枚で成り立ちます。 資料はまだ未整理段階ですが、プランゲ文庫館内にて閲覧をご希望の方はprangebunko[at]umd.eduまでご連絡ください。