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展示資料紹介:「水耕技術と日本農業」

2018年10月中旬より当メリーランド大学ホーンベイク図書館Maryland Room Galleryにて、プランゲ文庫の展示「Crossing the Divide: An American Dream Made in Occupied Japan, 1945-1952」を開催します。開催期間は2018年10月~2019年7月です。今月から月に一度、ピックアップした展示資料の紹介を行います。展示資料シリーズはこちらからまとめてご覧頂けます。 「展示資料特集シリーズ」の三つ目は、1947年4月に雑誌「科学世界」(第22巻第4号4月号 – Prange Call No. K70)に掲載された「水耕技術と日本農業」を取り上げます。 「水耕技術と日本農業」は、ハイドロポニック農業プロジェクトの技術顧問を務めた田中長三郎氏による記事です。記事の中で田中氏は、ハイドロポニック農業の導入によって日本農業に及ぼされる影響を分析し、このプロジェクトに対する進駐軍の期待と情熱を称えました。ハイドロポニック農業の意義として、田中氏は次のように述べています。 「必要は発明の母である、とはよく言われることであるが、この水耕農業すなわち水農の場合も全くその通りである。米軍がアフリカに進駐するに及んで、中間の飛行基地として選ばれたのが天涯の孤島アツセンジョン島である。この基地の空軍に供給するヴィタミンC給源たる蔬菜は、到底飛行機や船舶では運びきれない。といつて珊瑚嶼だから野菜を植えるべき土壌がない。これで思いついたのがこの石ころ栽培である。(中略)日本に米軍が進駐してきて同じく困つたのが、新鮮蔬菜である。これは別の意味からきている。日本には立派な耕土がある。しかしその耕土は、食糧に困りぬいている日本人のための生産に使うべきであつて、1粒の麥1片のトマトと雖も米軍が譲りうけてはならぬ。これはマッカーサー元帥の厳達である。第二に日本の土は寄生虫や伝染病菌の巣窟である。めつたに生野菜などを食して感染してはならぬ。これが元帥の兵員に対する心づかいである。その結果生まれたのが調布飛行場のハイドロポニック・ファームであった。」 記事全文はオンライン展示にてご覧ください。 Advertisements

Crossing the Divide オープニングレセプション

2018年10月19日、特別展示「Crossing the Divide: An American Dream Made in Occupied Japan, 1945-1952」のオープニングレセプションにお越しくださった皆様、ありがとうございました。レセプションの様子は、こちらのFlickr アルバムでご覧ください。

オンライン展示

現在ホーンベイク図書館にて開催中の特別展示“Crossing the Divide: An American Dream Made in Occupied Japan, 1945-1952” のオンライン展示を公開しました。展示ケース内の資料はもちろん、スペースの関係上展示ケースに入れることができなかった資料もご覧いただけます。感想、ご意見お待ちしております。

展示資料紹介:「アメリカに学ぶ生活造形展」

2018年10月中旬より当メリーランド大学ホーンベイク図書館Maryland Room Galleryにて、プランゲ文庫の展示「Crossing the Divide: An American Dream Made in Occupied Japan, 1945-1952」を開催します。開催期間は2018年10月~2019年7月です。今月から月に一度、ピックアップした展示資料の紹介を行います。展示資料シリーズはこちらからまとめてご覧頂けます。 「展示資料特集シリーズ」の二つ目は、1948年7月に「世界日報」紙に掲載された「アメリカに学ぶ生活造形展」関連記事を取り上げます。 「アメリカに学ぶ生活造形展」は世界日報が主催し、東京三越デパートで開催されました。アメリカの暮らしを疑似体験できるモデルルームは評判を呼び、造形展は5日間延長することになったとあります。特にワシントンハイツなどの進駐軍家族の住居についての記載は見当たりませんでしたが、7月23日の記事で世界日報の編集局長がこの展示の意義について次のように述べています。   今度わが社が「アメリカに學ぶ生活造形展」を開催いたしましたのは、終戦以来わが工藝方面も漸次復興してまいりまして輸出品向あるいは進駐軍用としてこんな立派なものが生産されているということを紹介しますと同時に、アメリカの生活がどんなに簡素に、美的に營まれているか、そこに将来におけるわれらの住居、生活設計のために大いに學ぶべきところがあるのではないかという考えから商工省、調達廳その他関係者の御後援を得まして企画しここに實現の運びになりました この造形展には、皇族からも興味が寄せられていたようです。高松宮殿下と妃殿下そして孝宮和子内親王もこの造形展に来場したことが、それぞれ7月25日と7月30日に記事にされています。

展示資料紹介: 「ワシントンハイツ 幼稚園見學記」

2018年10月中旬より当メリーランド大学ホーンベイク図書館Maryland Room Galleryにて、プランゲ文庫の展示「Crossing the Divide: An American Dream Made in Occupied Japan, 1945-1952」を開催します。開催期間は2018年10月~2019年7月です。今月から月に一度、ピックアップした展示資料の紹介を行います。 「展示資料特集シリーズ」の一つ目は、1949年7月に雑誌「家庭科学」に掲載された「ワシントンハイツ 幼稚園見學記」です。 これは、家庭科学研究所(雑誌「家庭科学」の出版社)が主催したワシントンハイツの幼稚園見学に参加した学生の手記です。子どもたちは幼稚園で遊ぶだけという観念があった彼女は、ワシントンハイツ内の幼稚園で驚きを覚え次のように書いています。 “入ると同時に私の心はすつかり童心に返つていた。直ちに私の心を引きつけたものは私が期待していたのとは全然異なった部屋の中の施設であった。私はたゞ’彼らの生活の大半は遊ぶ事である”といふ事のみを描いていたから。” 子どもたちはおやつを食べる際には食事マナー、おもちゃの車で遊ぶと同時に車にガソリンを入れる事など、遊びの中で生活に必要な知恵を学べるようになっていました。学生は、この幼稚園では「この様な小さな事から責任観念を育成しそして社會學をも學び知るのである」と感心の声をあげています。

ホーンベイク図書館展示「Crossing the Divide: An American Dream Made in Occupied Japan, 1945-1952」

2018年10月中旬より当メリーランド大学ホーンベイク図書館Maryland Room Galleryにて、プランゲ文庫の企画展示「Crossing the Divide: An American Dream Made in Occupied Japan, 1945-1952」が開催されます。開催期間は2018年10月から2019年7月です。 オープニングレセプションは10月19日(金) 午後5~7時です。大学関係者だけではなくどなたでもご参加いただけますので、ご来場予定の方はこちらのフォームからお申込みください。 展示の概要は以下の通りです。 On August 15, 1945, Japan surrendered unconditionally to the United States and Allied Powers, ending World War II. In the aftermath, thousands of U.S. military and civilian personnel and their families moved to Japan to oversee the rehabilitation of […]