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国立国会図書館による資料送信サービスの拡充について

文化庁は現在、文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会中間まとめに関する意見(パブリックコメント)を募集しています。意見・情報の受付締切日は3月29日です。このまとめでは国立国会図書館による資料送信サービスの拡充(p. 123-124)に関して述べられており、現在日本国外の図書館は対象外となっている国立国会図書館の図書館向けデジタル化資料送信サービスの対象変更が提案されています。日本国外からも国立国会図書館のデジタル化資料にアクセスできるよう、文化庁にパブリックコメントをお送りいただけますよう、皆様にお願い申し上げます。

パブリックコメントの提出方法について詳しくは、下記のPDFをご覧ください。このPDFはUniversity of Colorado Boulderの東アジア学司書のAdam H. Lisbon氏が作成されたものです。

SupportOpeningTheNDLDigitalCollections.pdf

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保存作業:折り目を伸ばす作業について

資料のデジタル化にあたり、事前に図書の折り目を伸ばす作業などが必要となることがあります。この資料「あふれる泉」(Prange Call No. 322-0069)は、数十ページにわたり、ページ角がひどく折りたたまれてしまっています。下記のスライドショーで、プランゲ文庫の保存作業担当スタッフが、折り目を伸ばす方法を詳しく紹介します。

 

 

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1948年3月17日

Censored Newspaper Articles紹介の一環として、1948年の今日、3月17日に民間検閲局(CCD)へ提出された文書を紹介します。

1948年3月17日読売新聞が、外国語習得を目指す国民が増え英語だけではなくスペイン語などに興味を持つ生徒が急増という記事を民間検閲局(CCD)に提出しました。一旦HOLD処分を受けましたが、その後PASSとなったようです。(Prange Call No. 48-loc-0472)

記事は終戦後「盛り上つた米英語熱はもちろん」のこと、現在はスペイン語やフィリピン語科に志願者が殺到している一方、蒙古科やイタリア語、ロシア語を志願する学生は減少していると述べています。たとえば東京外事専門学校の志願者を見ると、戦争中は志願者が激減した英米科が定員60名のところに志願者1200人以上(競争率21倍)、スペイン語(イスパニア科)は定員30名のところに志願者274名(競争率9倍)となったそうです。記事はこのスペイン語への興味は「講和会議後スペイン語を使う南米方面への進出を期待しているもの」と予想しています。

日本語ゲラのデジタル画像は当文庫館内および国立国会図書館デジタルコレクションにて閲覧いただけます。

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春季休暇に伴う休館のお知らせ (2017)

春季休暇に伴い当文庫は3月20日(月)から3月24日(金)まで休館致します。利用者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、どうぞご了承ください。

このブログは3月下旬に再開いたします。

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出版物紹介: “A Friend in Need: Esther B. Rhoads, Quakers, and Humanitarian Relief in Allied Occupied Japan, 1946–52″[U.S.-Japan Women’s Journal: Nov. 2016]

us japan women's journalメリーランド大学歴史学部で長年教鞭をとられていたマーリン・メイヨー教授が、昨年2016年に発表された論文を紹介します。タイトルは「A Friend in Need: Esther B. Rhoads, Quakers, and Humanitarian Relief in Allied Occupied Japan, 1946–52」で、Esther B. Rhoads(エスター・ローズ)氏の活動に関する論文です。ローズ氏は1946年から1960年の間日本に滞在し、Licensed Agencies for Relief in Asia (LARA=ララ)の代表者の一人として活躍しました。

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20世紀ジャパン・リサーチ・アワード(2016-2017)の受賞者が決定しました

2016-2017年の20世紀ジャパン・リサーチ・アワードは次の研究者に授与されました。

  • Jonathan Bull, Assistant Professor at Hokkaido University  – “Settling the unsettled: history and memory in the construction of the Karafuto repatriate”
  • Robert A. Hegwood, Ph.D. Candidate at the University of Pennsylvania – “Diasporic Diplomacy: The intermediary role that Japanese Americans (Nikkei) played in a grassroots campaign to change American perceptions of postwar Japan”

Dr. Jonathan Bull

Mr. Robert Hegwood

20世紀ジャパン・リサーチ・アワードはNathan and Jeanette Miller Center for Historical Studies と メリーランド大学図書館の共催で1999年に始まりました。この研究助成はプランゲ文庫及びメリーランド大学図書館東アジア資料室にて、占領期とその直後(1945~1960年)を研究される方を対象としています。

20世紀ジャパン・リサーチ・アワードについて詳しくはこちらのページをご覧下さい。

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プランゲ文庫の資料から見る「戦争孤児・浮浪児」

第二次世界大戦後、数え切れない数の子どもたちが戦争孤児となりました。空襲や原爆により保護者を失った子どもや、外地から引き揚げ途中に親と離れてしまった子どもも含まれます。終戦の混乱に伴い政府からの支援が限られている状況で、多くの戦争孤児たちは自分たちの力だけで生きていくことを選択せざるを得ませんでした。靴磨きや物乞い、そして窃盗などに手を出すいわゆる浮浪児も現れました。プランゲ文庫には、これら戦争孤児・浮浪児の生活をうつし出した資料が所蔵されています。下記は一例です。

一般図書にみる「戦争孤児・浮浪児」

「戦災孤児の記録」(島田正蔵、田宮虎彦, 文明者出版部: 1947)には、児童福祉施設萩山学園に入所した戦災孤児の文章30篇が集められています。そのうちの1篇を抜粋します。(Prange Call No. D-0652)

「父と母を思う」 小三 中林博

ぼくが2年生までいたお母さまは、昭和二十年の三月の戦災で死んでしまひました。ぼくはお母さんがいないとたいへんさびしくてたまりませんでした。それからとゆうものはしばらくはルンペンをしていてもお母さまを思ひました。それからアメリカ人にひろわれ、半月ほどお世話になりましたが、そのアメリカ人がかへっていったので、またルンペンをしなければなりませんでした。ルンペンをすればやっぱりお母さまを思ふのでした。それから東京へきました。そしてある人にひろはれてそこで半月ほどいましたが、それから麹町一時保護所へいって、二三日いましたが萩山学園にきましたそれからここへきて校長先生にいろいろなことをきかれたときぼくはすこしなみだがこぼれました。ああお母さまと口にでさうになりましたがこれへていました。それからというものはお母さまお父さまのことを思ひました。ああお母さまがいればなあと思ひます。(pp.35-36.)

その他、下記の資料も戦争孤児・浮浪児を取り上げています。

  • 『童子抄』 齋藤喜博著 (古今書房: 1946) [Prange Call no. 403-0063]
  • 『クローズ・アップ』永井嘉一編 ( 硏光社: 1948)の15ページの写真、「クローズ・アップされた社会層の断面」 [Prange Call no. GV-0350c]

雑誌に見る「戦争孤児・浮浪児」

  •  『週刊朝日』(朝日新聞社) vol. 49, no. 1, July, 1946の12-13ページに収録されている「忘れられた戦災孤児」 加藤シズエ著 [Prange Call no. S-2321]

寄贈資料「Robert P. Schuster Photographs」に見る「戦争孤児・浮浪児」

socialmedia_-giftcoll_rs-0322Robert P. Schuster Photographsは、医療機器修理の専門家として占領期に日本に滞在したロバート・P・シュスター氏(Robert P. Schuster)氏から寄贈を受けた資料群です。

  • RS-0322: 写真の裏面には“These Jap kids are always eager to pose for pictures. Note the ruin Osaka, Japan Aug. 46.” とシュスター氏自身が書いています。