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企画展「独立70周年-練馬区誕生への軌跡」

練馬区立石神井公園ふるさと文化館にて2017年6月24日~8月15日、「独立70周年-練馬区誕生への軌跡」という企画展が開催されます。練馬区立石神井公園ふるさと文化館東京都公文書館の共催です。プランゲ文庫が所蔵する新聞がパネルや冊子等に使用される予定です。

(左の画像はクリックで拡大します)

詳しくは次のウェブサイトをご覧ください。

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オーラル・ヒストリー特集: キーン ドナルド氏(Donald Keene)

マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズに収められているインタビューをオーラル・ヒストリー特集としてひとつずつ詳しく紹介していきます。現時点で29件のインタビューは筆記録をオンライン上で公開しています。その他の筆記録および音源はプランゲ文庫館内にてご利用頂けます。これまでのオーラル・ヒストリー特集はこちらのページをご覧ください。

キーン ドナルド(2012年)(画像はWikipedia Commonsより)

本日6月18日はキーン ドナルド (Donald Keene)氏の誕生日です。

メリーランド大学歴史学部のマーリン・メイヨー教授は1982年5月14日、 “Oral Histories with Americans Who Served in Allied Occupied Japan” プロジェクトにてキーン氏のインタビューを行ないました。

実はキーン氏は占領期に日本に滞在したわけではありません。キーン氏は1945年12月に1週間日本に滞在しましたが、それ以降は占領期終了後の1953年まで日本を訪問することはありませんでした。しかしインタビューを聞くと、なぜメイヨー教授がこのプロジェクトにキーン氏を含めたのかが明らかになります。

戦中は多くのアメリカ人が海軍の日本語学校で日本語の訓練を受けましたが、キーン氏もその日本語学校に通った生徒の一人です。メイヨー教授の狙いは、この日本語学校の情報をできるだけ多く得ることでした。またメイヨー教授はインタビューの中で、キーン氏の海軍従軍者としての日本占領期観についても質問しています。キーン氏はまた“A History of Japanese Literature”というシリーズをこのインタビューの後に発表しており、メイヨー教授はこれについても様々な角度から質問を重ねました。

マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズのページで、このインタビューの筆記録をダウンロードできます。

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寄贈資料の紹介: Lois Beno Photographs and Oral Histories

2014年4月、プランゲ文庫はLois Beno Photographs and Oral Historiesの寄贈を受けました。

ルイス・ビノ(Lois Beno)さんの夫は空軍に所属していましたが、占領期には陸軍に出向し福岡県にて対敵諜報部隊(Counter Intelligence Corps)の指揮をとることになりました。ルイスさんと子ども達は1947年に日本に渡り、最初は久留米市、その後福岡市に滞在することになります。

今回の寄贈は、ルイスさんのお孫さんにあたるIrish JordanさんがLoisさんから譲り受けた一冊の漫画についてプランゲ文庫に連絡をされたことから始まりました。ルイスさんが占領期に日本に滞在していたことを知ったプランゲ文庫職員がインタビューを依頼。ルイスさんの娘さんがインタビューを行い、その音源及びルイスさんが所蔵していた写真類がプランゲ文庫に寄贈されました。

Lois Beno Photographs and Oral Historiesは、写真32枚、説明文付き写真15枚、インタビュー、日本のしきたりなどについての文書3枚で成り立ちます。

資料はまだ未整理段階ですが、プランゲ文庫館内にて閲覧をご希望の方はprangebunko[at]umd.eduまでご連絡ください。

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雑誌特集:福島県で出版された雑誌

2015年3月より、約5,300点(約700タイトル)のプランゲ文庫所蔵雑誌が国立国会図書館のデジタルコレクションにて閲覧可能(館内閲覧限定)となりました。これらの雑誌を今後当ブログにてシリーズとして紹介していきます。シリーズ記事の一覧はこちらからご覧頂けます。

シリーズ第八回目の今回は、福島県で発行された雑誌を数点紹介します。

「讀書タイムス」は明朗建設社文化部読書グループが発行した、縦15cmで印刷も不鮮明な小さな冊子です。発行地は福島県坂下町とあります。副題のとおり、図書や雑誌の交換を呼びかける「掲示板」としての役割を主な目的としています。例としては「映画之友昭和8-15年迄美本多数(数十冊有)各冊〒別五円で譲る 早勝ち!乞御注文!」などの投稿がありました。

 

月間俳句雑誌「ちまき」は昭和5年に創刊され、昭和24年6月号(通巻第233号)は二十周年記念特集を組んでいます。内容は主に会員の投稿俳句や俳句関連イベントの案内・報告などです。

  • 大地. [1号(1949年7月)] (Call No. D-7)
  • 団報. [4号(1949年1月)] (Call No. D-76)

「大地」は、白河市の白河農業高等学校出版部が発行した生徒会会報です。最初のページでは主筆の生徒会長が「眞の民主的な理想の『生徒の、生徒に依る、生徒のための学校』なる生徒会の新聞として誕生」と、創刊にあたっての意気込みを述べています。

「団報」は福島県南會津朝日村の朝日村青年団によって発行されました。「お知らせ」というページでは、玄人素人を問わず演劇を上演する際には仙台にある演芸放送検閲部映画演芸課に脚本を提出し検閲を受けなければいけない、と会員に忠告しています。このページは「Reference to Censorship」として検閲処分(Violation – 表紙にはdisapprovedとあり)を受けたことが、民間検閲局(CCD)が残した英語文書によって見て取れます。

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1948年5月26日

Censored Newspaper Articles紹介の一環として、1948年の今日、5月26日に民間検閲局(CCD)へ提出された文書を紹介します。

Control no.:48-loc-1770|Newspaper:Kyodo Tsushin (118, Shimane)|Date:5/26/1948

Control no.:48-loc-1770|Newspaper:Kyodo Tsushin (118, Shimane)|Date:5/26/1948

1948年5月26日共同通信が、島根県の三瓶山近郊にて日本一、二を争う大きさのラジウム鉱泉が発見されたとの記事(日本語手書き原稿タイトル「すごいラジウム鉱泉発見」)を民間検閲局(CCD)に提出し、発禁(Suppress)処分を受けました。(Prange Call No. 48-loc-1770)

記事によると、広島にて被爆した患者がこの地で温泉に入ったところ傷が治り髪の毛も生えてきたという報告があったとのことです。これを受け岡山大学の教授が調査に乗り出し、この地におけるラジウム含有量が非常に高いことが判明したとあります。その後九州大学や京都大学の教授も調査に加わり、動物試験を経て効果が実証されたそうです。この記事が発禁処分になった理由は記されていません。

日本語手書き原稿のデジタル画像は、当文庫館内および国立国会図書館デジタルコレクションにて閲覧いただけます。

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寄贈資料の紹介: ジャスティン・ウィリアムス・ペーパー 追加資料

「Tokyo, fall of 1945: 東京一九四五年・秋」(東京 : 文化社, 昭和21 [1946])と、「Jeeper’s Japan」Frances Baker著(東京: Toppan, 1949)

ジャスティン・ウィリアムス・シニア(Justin Williams Sr.)は、1946年から1952年までSCAP民政局課長を務めました。ジャスティン・ウィリアムス・ペーパー(Justin Williams Sr. Papers)は、第二次世界大戦後の日本における議会、政治、そして憲法に関する変動を研究する上で欠かせない資料と言えます。

プランゲ文庫は2016年、ジャスティン・ウィリアムス・ジュニア氏(ジャスティン・ウィリアムス・シニア氏の息子)より、追加資料として図書や写真などを新たにご寄贈頂きました。その中から今日は「Tokyo, fall of 1945: 東京一九四五年・秋」(東京 : 文化社, 昭和21 [1946])と「Jeeper’s Japan」Frances Baker著(東京: Toppan, 1949)を紹介します。

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教育図書特集:「全國高等學校専門學校校歌・寮歌集 」

2015年8月より、当文庫は教育図書のデジタル化を開始しました。今後はデジタル化が終了した教育図書の中から興味深い資料をシリーズとして紹介していきます。シリーズ記事の一覧はこちらからご覧頂けます。

今回取り上げる「全國高等學校専門學校校歌・寮歌集 」[東京: 錦橋塾, 1946] は、受験時代編集部が出版した校歌・寮歌集です。(Call No. 430-0020)

戦前に作詞・作曲されたと思われる校歌の歌詞には天皇を神格化する言葉や戦争の正当性を匂わせる表現などを使ったものが少なくなく、これらは民間検閲局(Civil Censorship Detachment – CCD)の検閲官によってチェック(×印)が入ったようです。残念ながら表紙が紛失している模様で、発禁になったのかもしくは部分的に削除処分を受けたのかは不明です。(検閲処分の最終決定は主に表紙に書き込まれています)

松江高校寮歌の第三番にはCCDの検閲官によって×印が書き込まれています。歌詞を抜粋します。

大和島根の宮柱 建業古きいしづゑを 流れて淸し簸の川も 糜爛の榮華怒るごと 夕波さわぎ風荒れて 我凋落の影ふかし

北海道帝国大学豫科寮歌の第六番も×印がついています。

潮に暮るゝ西の空 月も凍らむシベリヤの 吾が皇軍を思ひては 猛けき心の躍らずや

この本には明治大学や同志社大学、関西大学といった有名校の校歌なども掲載されています。早稲田大学校歌の第二番にも一度×印が入れられた形跡があります。下記の画像をご覧ください。