Leave a comment

オーラル・ヒストリー特集:ジュリウス・ベーシン氏(Julius Bassin)

マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズに収められているインタビューをひとつずつ詳しく紹介していきます。現時点で、29件のインタビューについては筆記録をオンライン上で公開しています。その他の筆記録および音源は、プランゲ文庫にてご利用頂けます。これまでのオーラル・ヒストリー特集はこちらのページをご覧ください。

弁護士で国務省職員だったジュリウス(ジュールス)・ベーシン氏は1945年、ダグラス・マッカーサー元帥の元で日本との平和条約締結交渉に関与しました。1946年にベーシン氏は陸軍を離れ、連合国軍最高司令官総司令部(SCAP)の法務局課長を占領終了まで勤めました。1952年には東京のアメリカ大使館にて法律部門専門の大使館員となりました。

メリーランド大学歴史学部のマーリン・メイヨー教授は1979年10月2・9日、 “Oral Histories with Americans Who Served in Allied Occupied Japan” プロジェクトにてベーシン氏のインタビューを行ないました。マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズのページで、このインタビューの筆記録をダウンロードできます。また音源はメリーランド大学図書館ホーンベイク図書館の閲覧室(Maryland Room)にて利用に供されています。

2015年、ジュリウス・ベーシン氏の息子であるN. ジェイ・ベーシン氏により追加資料がプランゲ文庫に寄付されました。この追加資料には、ベーシン氏が日本に行く前の資料も含まれています。写真アルバムや招待状などはデジタル化がすでに終了し、当大学図書館のデジタルコレクションにてご覧いただけます。追加資料に含まれるビデオなどはまだ未整理状態です。ご興味のある方は、こちらからご連絡ください。

Advertisements
Leave a comment

1947年7月5日: NHKラジオ番組「鐘の鳴る丘」放送開始

1947年の今日7月5日、NHKのラジオドラマ「鐘の鳴る丘」の放送が開始されました。これを記念して当文庫が所蔵する「鐘の鳴る丘」関連資料を紹介します。

まずは雑誌「AOBA = あおば」に掲載された「NHK: 鐘の鳴る丘: スタジオ見学」(10/1/1948発行, 第3巻第10号 10月号, p. 58) (Prange Call No. A255) です。漫画で放送風景を描いています。効果音やオルガン担当者の位置や音の出し方なども描かれています。

2点目は児童雑誌の「あおば」とは違い、日本放送協会発行の専門雑誌「放送技術」(9/1/1948発行, 第1巻第6号 9月号, pp.26-28) (Prange Call No. H797) です。こちらも内容的には「あおば」と同じで、放送スタジオの様子を写真とイラストで紹介しています。効果音や音楽の指示が入った台本も一部公開しています。

最後は、劇と共に非常に人気を博した主題歌「とんがり帽子」の譜面です。音楽雑誌「軽音楽と映画」(4/1/1948発行, 第3巻第4号4月号) (Prange Call No. K725) の裏表紙に掲載されました。

Leave a comment

独立記念日(7月4日)

今日は7月4日、米国独立記念日です。今日紹介する資料は、ポスター「スクールニュースダイジェスト・特集アメリカ合衆国独立記念日(7月4日)」です。(画像はクリックで拡大します)

このポスターは教育用掛図としてS.N.D.通信社によって編集され、日本研究社が1949年6月に発行しました。紙面上部ではアメリカ合衆国の歴史を簡単に説明し、真ん中の地図では各地の特産品を絵入りで紹介しています。またいくつか写真が利用されていますが、これらはC.I.E. (民間情報教育局 – Civil Information and Education Section)から提供されたものとのことです。

このポスターはデジタル化されており、プランゲ文庫館内にて閲覧頂けます。

Leave a comment

プランゲ文庫ブログ開設5周年

2018年7月1日、当ブログは開設5周年を迎えました。2013年7月1日に開始した当ブログは、英語と日本語で運用を続け、当記事を入れて計316記事を読者の皆様にお届けしました。また最初はブログのみで始めたSNS活動でしたが、この5年の間にTwitterFacebookFlickerInstagramYouTubeのアカウントも開設することができました。これも、いつもご覧いただいている皆様のおかげです。これからも当文庫の資料紹介やイベントのお知らせ・報告など多岐にわたる内容を綴っていく予定です。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

プランゲ文庫職員一同

————————————————————————————-

下記はこの5年の統計です。

【最も多くアクセスされた記事】

1位: 石臼の歌

2位: ビクター・デルノア・ペーパー

3位: 小松左京氏の「幻の」デビュー作発見

4位: 占領期における、米兵と日本女性の交際:第一回

5位: プランゲ所蔵資料の閲覧申込み方法について

【検索単語】

1位: 「石臼の歌」

2位: 「デルノア通り」

3位: 「マッコイ病院」

4位: 「デルノア」

5位: 「プランゲ文庫」

【アクセス元】

1位: Twitter

2位: Google

3位: Facebook

4位: Yahoo Search

5位: LibGuide (プランゲ文庫のリサーチガイドページ)

【ユーザーロケーション】

1位: 日本

2位: アメリカ合衆国

3位: 韓国

4位: 台湾

5位: イギリス

Leave a comment

雑誌特集:宮崎県で出版された雑誌

2015年3月より、約5,300点(約700タイトル)のプランゲ文庫所蔵雑誌が国立国会図書館のデジタルコレクションにて閲覧可能(館内閲覧限定)となりました。これらの雑誌を今後当ブログにてシリーズとして紹介していきます。シリーズ記事の一覧はこちらからご覧頂けます。

シリーズ第十三回目の今回は、宮崎県で発行された雑誌を数点紹介します。

「暖地農學」は宮崎農林専門学校の暖地農学研究会が編集し、菊書房が発行した研究雑誌です。「南九州に於ける夏作物の灌漑必要性に就て」や「松樹害虫の防除」など、非常に専門的な論文が並びます。裏表紙には各論文の英語タイトルも記載されています。プランゲ文庫は第二号(1948年10月発行)のみ所蔵しています。

 

 

国鉄労働組合宮崎支部の機関誌「だんけつ」の第3巻2号(1949年5月発行)は、計3か所の不許可(Disapproved)処分を受けており、民間検閲局(CCD)による文書も多く残されています。不許可処分の理由は「Indirect Criticism to U.S.A.」「Propaganda」「Leftist」の3点です。

  • 動向. [3号(1949年7月)]. (Call No. D-249)

「動向」は宮崎市役所の職員組合文化部が出版した冊子です。厚生課、教育課、統計課等、様々な部署から、詩やエッセイの投稿が見られます。民間検閲局による文書は残されておらず、表紙には「Spot Checked」というスタンプが押されています。

Leave a comment

1948年6月17日

Censored Newspaper Articles紹介の一環として、1948年の今日6月17日に民間検閲局(CCD)へ提出された文書を紹介します。

1948年6月17日読売新聞は、貿易庁が米国フォード社との間に1949年型フォード新車の輸入契約を結んだと報道する記事を民間検閲局(CCD)に提出しました。(Prange Call No. 48-loc-2314)

記事によると、1948年の7月頃からフォード社の日本指定販売店であるエムパイヤ自動車会社が請け負って輸入を開始する予定とのことです。また、この新型車の日本における販売価格は二千ドルを多少上回る予定とあります。検閲処分の理由は明確ではありませんが、この記事はSuppress(発禁)処分を受けました。

日本語の棒ゲラのデジタル画像は、当文庫館内および国立国会図書館デジタルコレクションにて閲覧いただけます。

Leave a comment

保存作業:ホッチキス外し作業

多くの図書はホッチキスを使って中綴じされています。紙の劣化が進んでおり、そのままスキャン作業に入るとのどの部分の紙が裂けてしまう事があり、デジタル化の前に全てホッチキスを外す作業が必要となります。下記のスライドショーで、プランゲ文庫の保存作業担当スタッフが、ホッチキスを外す作業を詳しく紹介します。

This slideshow requires JavaScript.