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20世紀ジャパン・リサーチ・アワード受賞者インタビュー: Dr. Alisa Freedman (2019年)

プランゲ文庫は毎年、20世紀ジャパン・リサーチ・アワードの受賞者を迎えます。多くの受賞者は約1週間程度プランゲ文庫に滞在し、最後には研究報告の一環としてメリーランド大学内で講演会を行います。また、当ブログ上で研究助成の受賞者に簡単なインタビューも行っています。

オレゴン大学のAlisa Freedman教授の研究テーマは“New Women for Democratic Japan: Rise of the Japanese University Student​ in the Occupation Era”です。Freedman教授に、次の5つの質問をしました。

  1. How did you learn about the research award, and why did you apply for it?
  2. What motivated you to focus on this research topic?
  3. Which materials in the Prange Collection left the biggest impression on you?
  4. How would you describe the research experience at the University of Maryland Libraries?
  5. Do you have any suggestions for fellow researchers using the collection?

Freedman教授の回答はこちらをクリックしてください。

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占領期研究、新刊紹介(2018年)

2018年に出版された、占領期研究に関する図書の一部を紹介します。2014年、2015年(Part I と Part II)、2016年2017年も合わせてご参照ください。

 

 

 

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講演会のお知らせ: Mr. Timothy Smith (University of North Carolina, Chapel Hill)

2019年10月8日(火)午後12時半から1時半に、メリーランド大学のFrancis Scott Key Building 2120号室において、今年度の20世紀ジャパン・リサーチ・アワードの受賞者であるTimothy Smith氏(University of North Carolina, Chapel Hill)による講演会を開催いたします。講演会のタイトルは“Clean Minds, Messy Realities: Shifting Trends in Contemporary Tenrikyō”です。

この講演会はメリーランド大学図書館と Nathan and Jeanette Miller Center for Historical Studies の共催です。講演会は当大学の学生や職員、そして一般の方々に無料公開されており、事前にご連絡頂ければ昼食を用意します。昼食をご希望の方は、millercenter@umd.eduへご連絡ください。

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占領期研究、新刊紹介(2017年)

2017年に出版された占領期研究に関する図書の一部を紹介します。2014年、2015年(Part I と Part II)、2016年も合わせてご参照ください。

 

 

 

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オーラル・ヒストリー特集:レイモンド・ヴァーノン氏(Raymond Vernon)

マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズに収められているインタビューをひとつずつ詳しく紹介していきます。現時点で、29件のインタビューについては筆記録をオンライン上で公開しています。その他の筆記録および音源は、プランゲ文庫館内にてご利用頂けます。これまでのオーラル・ヒストリー特集はこちらのページをご覧ください。

9月1日はレイモンド・ヴァーノン氏(Raymond Vernon)の誕生日です。メリーランド大学歴史学部のマーリン・メイヨー教授は1979年11月1日、“Oral Histories with Americans Who Served in Allied Occupied Japan” プロジェクトにてヴァーノン氏のインタビューを行ないました。

レイモンド・ヴァーノン氏(1913年9月1日~ 1999年8月25日)は、1935年から1946年の間、米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission, SEC)に勤め、その間には日本の資本や証券に関する資料を作成しました。SEC時代にはまた、Corwin Edwards氏と共に反トラスト法や資本の分散に関する報告書作成のため訪日しています。

1946年に米国に帰国してまもなく、ヴァーノン氏は米国務省で働き始めマーシャルプラン担当チームに配属されました。そこでは国際通貨基金(International Monetary Fund)の設立に関わり、また「関税及び貿易に関する一般協定 = General Agreement on Tariffs and Trade)」の日本加入にも助力しました。

ヴァーノン氏は1959年にハーバード大学にて教職に就き、国際経済の研究を進めました。ヴァーノン氏は時に「Father of Globalization」とも呼ばれているとのことです。

マーリン・メイヨー・オーラル・ヒストリーズのページで、ヴァーノン氏のインタビューの筆記録をダウンロードできます。

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子育て今昔:第五回 – 育児方針

[本記事は、丹治里彩(たんじ りさ)](2018年~学生アルバイト)による寄稿です。育児に関するプランゲ文庫の資料を、ブログ記事全五回に亘って紹介します。はじめに第一回第二回第三回第四回もご覧ください。今回が最終回です。]

子供が生まれた直後からある程度自立するまでの子育ての仕方を見てみると、これもまた戦後よりどんどん進化していった考え方の一つであると見受けられます。当時の人々が赤ちゃんを強く、自立した子に育てることに最も意識を傾けていたのに対し、現在は赤ちゃんのニーズを最優先させる親が増えてきたように思います。

田中利雄氏は、抱っこやおんぶは必要最低限のみすることを自身の著作の「赤ん坊の育て方」(Prange Call No. 2019-0038)にて強く勧めていました。母子の肌の触れ合いの度が過ぎると抱き癖のついた育てにくい子になってしまうと考えていたようで、授乳中以外は子供に顔すら見せないほうが良いと勧告していました。決まった授乳時間のみに母親の顔を見せて喜ばせた方が子供の幸福度が高まると述べています。しかし、現在では赤ちゃんの心のケアの重要性も認知されるようになり、心の成長が滞らないように赤ちゃんを沢山抱いてあげるように意識する母親が増えてきたようです。

赤ちゃんを寝かせる時の注意点もいくつか「赤ん坊の育て方」にて並べられています。特に目立ったのは、添い寝厳禁という考え方でした。母親が一緒に寝てしまうと母乳をずっと欲しがり授乳時間が不規則になってしまったり十分な睡眠がとれなくなるなど、赤ちゃんの健康を懸念し、必ず一人で寝かせることを強く勧めていました。これは現在では賛否両論ある考え方で、他にも圧死させてしまう不安などからベビーベッドのみを利用する親もいれば、赤ちゃんとの関係が豊かになるよう、触れ合いの時間を延長させるために添い寝をする親もいるようです。

また、赤ちゃんの全体的な健康を窺うためには赤ちゃんがどの位泣くかを見るのが良いと田中氏は述べています。健康な赤ちゃんは全く泣かず、溢乳もせず、抱かれることを拒むとされていました。対し、不健康な赤ちゃんはよく泣き、母親から離れたがらないそうです。現在の泣く子は育つという考えとはまるで反対なのが不思議に感じました。泣くことは赤ちゃんのコミュニケーション方法なので、泣けないほどぐったりしている赤ちゃんや抱っこを嫌がる赤ちゃんには不安を煽られる親のほうが多いでしょう。

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文献

  1. 粟谷しのぶ(2014)「ひとの健康は胎児期から決まる:DOHaD説(成人病胎児期発症起源説)の第一人者福岡秀興先生に訊く」(ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議ニュースレター第87号),[online]http://kokumin-kaigi.org/wp-content/uploads/2014/09/fukuoka871.pdf (参照 2019-3-27).
  2. 愛媛生協病院(2002)「自家中毒(アセトン血性嘔吐症・周期性嘔吐症)」[online]http://www.e-seikyo-hp.jp/medical/pediatrics/6.pdf (参照 2019-2-26).
  3. 太田百合子(2016)「上手なおやつの摂り方」(子どもの味覚を育む食事のヒント Vol.06), [online]https://shoku.hapiku.com/column/004/mikaku-006/(参照2019-4-14).
  4. Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes(2019)「医療用医薬品の薬効分類」[online]https://www.genome.jp/kegg-bin/get_htext?jp08301+D00142 (参照 2019-4-3).
  5. さいたま助産院(2009)「『乳幼児のアトピー性皮膚炎』の勉強会に行ってきました!」(さいたま助産院ニュースレターNo.1), [online]http://saitamajosanin.com/saitama-josanin_newsNO1.pdf (参照 2019-2-26).
  6. 主婦之友社編集局(1948)『赤ちゃんの食事とお八つ』主婦之友社. Prange Call Number 2019-0012.
  7. 成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業(2013)「乳幼児身体発育評価マニュアル:乳幼児身体発育調査の統計学的解析とその手法及び利活用に関する研究」, [online]https://www.niph.go.jp/soshiki/07shougai/hatsuiku/index.files/katsuyou.pdf(参照2019-2-24).
  8. 世界保健機関(2008)「妊娠中および授乳期の食品安全と栄養」(国際食品安全当局ネットワーク Information Note No. 3), [online]https://www.who.int/foodsafety/fs_management/No_03_nutrition_Apr08_jp.pdf (参照2019-3-28).
  9. 田中利雄(1946)『赤ん坊の育て方』田中小兒科醫院. Prange Call Number 2019-0038
  10. 千葉県医師会(2010)「こども相談室 : 母乳育児中の病気について」(ミレニアム第35号)[online]https://www.chiba.med.or.jp/general/millennium/pdf/millennium35_14.pdf (参照 2019-3-12).
  11. 中鉢不二郎(1948)『病氣をさせぬ新育兒法』婦人圖書出版社. Prange Call Number 2019-0022.
  12. 守屋光雄(1949)『育兒心理學』臼井書房. Prange Call Number 2019-0019.
  13. 山本康裕(1948)『育兒の常識』壯文社. Prange Call Number 2019-0013.
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子育て今昔:第四回 – おやつと離乳食

[本記事は、丹治里彩(たんじ りさ)](2018年~学生アルバイト)による寄稿です。育児に関するプランゲ文庫の資料を、ブログ記事全五回に亘って紹介します。はじめに第一回第二回第三回もご覧ください。]

子どもが少し育つと、今度は離乳食やおやつを食べさせて大人と同じような食の摂り方に興味を持たせます。この離乳食やおやつに関しても、戦後と現在の日本では食べているものや食べさせるタイミングが少々異なったようです。主婦之友社編集局の赤ちゃんの食事とお八つ」(Prange Call No. 2019-0012)と山本康裕医学博士の「育の常識」(Prange Call No. 2019-0013)を、管理栄養士の太田百合子氏の見解を現代の考え方の代表例として照らし合わせます。

太田氏によると、特に1・2歳頃の乳幼児のおやつは食事で摂りにくい栄養分をおやつで補うのが理想だそうです。「赤ちゃんの食事とお八つ」であげられているおやつの具体例にはさつまいもやパンのプリン、様々な野菜やナッツ類で作るクリーム、ゼリー、リンゴの落とし焼き、すりおろしリンゴの葛湯などがあります。

栄養面でみるとこれらのおやつはビタミンやカルシウムを摂るのに適していると言えますが、熱い葛湯などは栄養が豊富で色が綺麗であっても、食べやすさがあまり考慮されていなかったように思います。また、スイートポテトや芋羊羹など芋ベースのおやつも沢山列記されており、現在もおやつとして与えられることが多い食べ物の名前も見られました。また、この本に記載されているおやつは全て手作りのおやつで種類の豊富さや手間のかかるレシピが多いことから、現在のような店頭で買える幼児用おやつは手に入りにくかったことが窺えます。

おやつを与えるタイミングや子どもの健康を保つための注意などは、山本博士が詳しく説明しています。山本博士は子どもにとっておやつが必要不可欠であることを主張し、5・6歳までは午前と午後に一回ずつおやつを与えるのが良いと述べています。現在でも子どもは大人よりエネルギーの消費が多いため、おやつの大切さが謳われていますが、3歳以降からは午後の一日一回だけでも大丈夫だそうです(太田百合子, 2016)。

これまで山本博士が著作全体を通して懸念している「神経質さ」の問題もここでもまた述べられており、親が食に神経質になると子どもも神経質になり、また神経質な子どもの胃腸は弱くなるというのが彼の見解でした。おやつの必要性を力説しながらも、おやつの食べ過ぎや不規則性が胃弱に繋がるとも考えていたようです。