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映画特集 : “ミネソタの娘/Farmer’s Daughter” (1947)

プランゲ文庫は多数の映画関連資料を所蔵しています。今日3月4日の夜はアカデミー賞授賞式ということで、今日は1948年にアカデミー賞を獲得した“Farmer’s Daugther” [日本語タイトル: ミネソタの娘]に関する資料を紹介します。

1948年3月に開かれた第20回アカデミー賞では、「ミネソタの娘/The Farmer’s Daughter」にてカトリン・ホルストローム(Katrin Holstrom)を演じたロレッタ・ヤング(Loretta Young)が主演女優賞を獲得しました。チャールズ・ビックフォード(Charles Bickford)も助演男優賞にてノミネートされていましたが、「三十四丁目の奇蹟」のエドマンド・グウェン(Edmand Gwenn)が受賞しました。

「ミネソタの娘」は、カトリンが看護師になる為に実家を出ることから始まります。カトリンは途中、経済的援助を受けるために政治的に非常に大きな力を持つ一家のメイドとなります。その後カトリンは思わぬ形でその一家の政治活動にかかわってしまい、自身が候補者として選挙戦に出馬することになります。

こちらはプランゲ文庫が所蔵する図書「ミネソタの娘/The Farmer’s Daughter”」です。(國際出版社, 1948) [Prange Call No. PN-0227]

下記の最初の画像では、キャスト一覧が英語と日本語で掲載されています。次のページは、カトリンが他の候補者の記録を調べる場面です。全ページ、英語台本の隣に日本語訳が付けられています。最後の2ページでは、英語のスラングや口語的表現などに関する注釈が掲載されています。

「ミネソタの娘」は既にデジタル化されており、プランゲ文庫及び国立国会図書館デジタルコレクションにて館内限定で閲覧が可能です。

また、「ミネソタの娘」を取り上げた雑誌記事もいくつかありました。以下は一例です。

2 comments on “映画特集 : “ミネソタの娘/Farmer’s Daughter” (1947)

  1. […] “And Now Tomorrow”はレィチェル・フィールド(Rachael Field)の本を原作とし、アラン・ラッド(Alan Ladd)とロレッタ・ヤング(Loretta Young)が主演した映画です。ロレッタ・ヤングはこの映画の3年後、「Farmer’s Daughter/ミネソタの娘」でアカデミー賞主演女優賞を獲得します。ロレッタ・ヤングが演じたのは、裕福な家に生まれたエミリー・ブレア(Emily Blair)です。エミリーは髄膜炎によって聴力を失い、そのため結婚も延期することになってしまいます。この映画は、エミリーが聴力を取り戻すために様々な医者を訪ねるところから始まります。 […]

  2. […] また、先月の「愛のあけぼの/And Now Tomorrow」記事で紹介したLux Radio Theater というサイトでクリスマスの休暇のラジオドラマを検索してみると、「クリスマスの休暇/Christmas Holiday」の主人公であるJackie/Abigailを、以前にアカデミー賞関連で紹介した「ミネソタの娘/Farmer’s Daughter」主演のロレッタ・ヤング(Loretta Young)が演じています。 […]

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